厳選天然なまずを醤油たれでじっくりと煮込み、江戸っ子好みの甘辛味に仕上げました。 頭から尻尾まで、1匹のなまずをイメージして盛り付けられた鍋はまさに一物全体食。 皮の部分にはコラーゲンがたっぷりと含まれていますので、冬のお肌と健康にもうれしい一品です。 お豆腐に味がしみこんだら、お好みで山椒を一振りしてお召し上がり下さい。
厳選したどぜうを酒に漬けて酔わせ、甘味噌仕立ての味噌汁で煮こんだあとすくい上げ、さらに渋みのタレで煮こみます。それによりどぜうの臭みがぬけ、骨も柔らかくなります。丸のままたっぷりネギをのせてお召し上がりください。 どぜうとネギを組み合わせることで、カルシウムがリン酸カルシウムとなり、体内の吸収をたすけてくれます。江戸時代から続く調理方法で、どぜうを堪能してみませんか。
柳川というのはこの料理に使う土鍋のことで、諸説ありますが九州柳川地方の人が秀吉の時代に朝鮮で焼き方を学び伝えたとされています。鍋にささがきにしたごぼうをしいて、頭から背を開いて骨を取り去ったどぜうを並べ、濃いめのタレで煮て、鍋がふきあがった頃、玉子でとじます。食べたあと、タレがほんの少し残るくらいがちょうど良いとされています。ごぼうはネギとともに古くから食用にされており、根を深くはることから、家の基盤がしっかりするという言い伝えがあります。
どぜう汁には一番小さいどぜうを使います。どぜうなべと同じ要領で、酒に浸けてから江戸甘味噌のちくまに入れます。それをささがきごぼうをあしらってお召し上がりください。これこそ江戸時代から代々続く駒形の味です。どぜうなべを召し上がりながら、白いご飯とどぜう汁をお楽しみください。